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マレーシアのスタートアップ/ベンチャー企業をざっくりまとめ!【2017年版】

こんにちは!KL-WINGの上田です。
マレーシアは人口が約3000万人。
お隣のタイ(6800万)に比べると2分の1以下、インドネシア(2億6千万)に比べるとなんと8分の1。。。
人口が国のパワーの源であると考えると、どうも劣っているような・・・そんな心配を憶えてしまいます。
しかし一方、マレーシア人のスペックは言語面だけ見ても高く、英語+1言語はほぼ必ず話すことが出来ます。
マレー語自体もインドネシア語と互換性が高く、マレーシアからインドネシアで展開することは言語的障壁に関してはほぼ無いように思います。
また、元々石油国家ということを活かした国家的事業や、世界的需要を見越したIT優遇政策など、専門性を高めることへも意識があるように感じます。
人口は少ないけど、スペックは高い。
そんなマレーシアはきっと東南アジアを、その先の世界を、市場と考えてビジネスを展開して行くのが常なのでは?なんて思いました。
そこで実際に調べてみるとGRAB、The Coffee Bean and Tea Leaf、AirAsiaなどなど、すでに国外展開を成功させている企業が、様々な業態で存在するがわかりました。
なので!
どうせなら今出てきている新サービスを調べてまとめちゃおう!と思いました。
これを見れば更にマレーシアで快適に、ワクワクの生活が送れる?かもしれません。
では、行ってみます!
 

Fave(フェイブ)


Faveはマレーシア初のグルーポン的なサービスです。
元々はフィットネス系の割引を中心に行っていたようですが、今ではレストランやスパなどが多いように見えます。
旅行先のホテルやアトラクションの割引もやっているため、週末や旅行の予定を立てるのが好き!という方はかなりハマるサービスな気がします。
アイデア自体は国外のものを踏襲している感じがしますが、コンテンツの充実度がスゴくて、やっぱりアイデアよりも実行力、実現力が大事だな〜と感じました。
ちなみに、Faveはマレーシア全域とシンガポール、インドネシアの主要都市で展開しているようです。
 

123RF(123アールエフ)


KL-WINGでも定期的に募集ポジションのある、フォトストックサービス企業です。
フォトストックサービスとは、インターネット上で”著作権込み”の写真を販売する業態で、実は看板やチラシで見かける人や綺麗な風景の多くが123RFの写真だったりします。
オフィスも超素敵で、芝生が生えていたり無料で食べられる食堂(シェフ付!)があったりと、企業環境の良さも感じます。
フォトストックサービス業界ではトップ5には確実に入っているとマレーシアのメディアで見ましたが、これから競合が増えてきたり、テクノロジー的に頭打ちになる可能性もあるかと思います。
ただ、逆に言えばこれからのブレークスルーの手段がとても楽しみで、あれば早く見てみたい!そんな感じです。
ちなみに、123RFのインタビュー記事をKL-WINGで2017年に上げていますので、気になる方はぜひ↓↓
https://jobsearch-asia.com/recruit/recruitment/1914
 

Teach for Malaysia(ティーチフォーマレーシア)


スタートアップ、という枠に含まれるかどうかわかりませんが、むしろNPO的な感じの団体で、マレーシアの教育レベルを上げる活動をしているのがTeach for Malaysia。
活動自体は凄くシンプルで美しいのですが、とても正直に言えば・・・・募金活動。
でも、ブランディングがすごく上手で、触れた1秒後にはなんだか好印象を覚えます。
こういったところから、ブランディングスペシャリストが生まれてくるかもしれませんし、利益を創出しないからと言って、ビジネス的目線で無視を決め込むのは勿体無いかもしれません。
 

iMoney(アイマネー)


iMoneyは日本でもよくある比較サービスで、iMoneyは特に「クレジットカード、インターネット、ローン」の3つに絞っていることが特徴みたいです。
使い方も非常にシンプルで、導かれるように自分にあったカードやサービスが見つかります。
将来的にはもっとたくさんの比較対象を増やして、価格コムのような存在になるのかな〜と思いますが、この導かれるように比較結果が出る体験はずっと残してほしいと思います。
むしろもっと進化して、もっと自然に生活に溶け込み、僕らが何かを買う時に自然にアドバイスしてくれるようなサービスになったら・・・恐ろしいですね。笑
とりあえず、僕もマレーシアでクレジットカードが作れる滞在歴になったらぜひiMoneyで自分のベストカードを選出したいと思います。
 

kaodim, ServisHero(カオディム、サービスヒーロー)



同じ会社ではないのですが、おそらくほぼ同じフィールドで戦う2つの企業なので一気にご紹介。
こちらはいわゆる「頼れる街の◯◯屋さん」をインターネット経由で探せるサービスです。
どちらかと言えばServisHeroの方がテーマカラー等落ち着いていて少し安心感を覚えるのですが、オペレーションの難しそうなこのサービス、実際どちらが良いのか試してみるまではわからなそうです。
何にしても、エアコンや水回り等問題の多いマレーシアではとても頼りになるサービスなので、ぜひ一度は使ってみたいです!(使う機会がない生活が一番ですが。。)
 

purelyB(ピュアリービー)


女性向けに絞られた、女性が欲しがる情報、サービスだけを集めたサイトです。
イスラム教の方を含め、女性の美容への意識はマレーシアも高く、より高品質な安心できる情報が得られるとあれば、実は凄く利益を生み出せるセグメンテーションだと思います。
ブランディングも一貫していて、女性が女性のために作っているというコンセプトから、ソフト面での努力が上手だな〜と思います。
もしかしたら、今回リストアップしている中で一番健康的な経営が出来ているかもしれない企業です。
 

Dah Makan(ダマカン)


KL-WING人気ブログのアプリまとめブログ(https://jobsearch-asia.com/recruit/staffblog/1522)でもご紹介しているDahmakanですが、これは給食アプリです。
Dahmakan社が提供している5メニューぐらいから好きなものを選び、オンラインで決済をすれば指定した時間にご飯が届くという、シンプルなビジネスモデル。
メニューが少ないため選択に時間がかからず、また決済等もできるだけスムーズに行くように出来ているため、最初に使用した時は感動しました。
UIやフォローアップマーケティングも徹底しており、まさにスタートアップ!という感じがします。
ただ、ご飯のクオリティと種類の無さ、そして宅配オペレーションの質低下が酷く、長く使う気にならないのが問題です。
しかし、面白いサービスなので気になる方、使ってみるのをオススメします!
 
 

iCarAsia(アイカーアジア)


iCarAsiaは、オンライン車販売サービスをマレーシアやタイで展開しており、エースであるcarlist.myは非常に使いやすいです。

何より車両数がとても多く、Distributorとの契約という営業努力が実は一番の凄さなのかもしれません。
日本でもいくつか車のオンライン販売サービスはありますが、理想を言えば全ての車を見られるサービスが1つあればいいという感じではあるので、独占になってしまう危険性はありますが、iCarAsiaの圧倒的優位は、ユーザーにとっては非常に勝手が良いように思います。
確実に安定的なレベルに達しているためスタートアップとよんで良いのかわかりませんが、、笑
 

The Lorry(ザ・ローリー)


最後はこちら、素敵な笑顔が印象的なThe Lorryという搬送サービス。
「引越し」となると、とても大事な感じがして、どうしても億劫になってしまうものですが、The Lorryはなんとなくすごく楽ちんに使えそう。
少量でも発注できるように細かにサービスを選べるため、僕も普通に発注してしまいそうです。
 

まとめ

今回まとめてみて、幾つか気付きがありました。例えば、

  • マレーシアのスタートアップはB2Cが多い
  • UIが綺麗
  • 最初に展開するのはシンガポールかインドネシアかタイが多い

多くのスタートアップに共通しているということは、そういった要素が成功を支えたり、投資を受けやすいという傾向があるのかもしれないです。
まだまだ沢山のサービスが次に控えていると思いますので、2018年も楽しみなマレーシアです!
KL-WINGが2016年から始めたスタートアップのSeekersも、マレーシア発として広がりのある事業にできるよう頑張ります!
では!

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