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マレーシアで働くためには?仕事の探し方・応募・必要な手続きまで徹底解説

こんにちは、KLWINGの原田です。

世界的な情勢もあいまって、ここ数年はマレーシアへの入国や転職が難しい時期が続いていましたが、2023年3月現在では、ほぼ以前と同じ状態に戻りつつあります。

それに伴って、最近はマレーシアで働きたい!転職したい!という要望を以前と同じかそれ以上にいただくようになりました。

本記事では、最新の情報をふまえつつ、マレーシアで働くために知っておきたい知識を網羅してまとめました。

・最初にやるべきこと
・求人の探し方
・選考の対策
・内定後にすること

海外で働くためには、日本の転職活動とは違った対策や準備が求められます。
本記事を読み、ぜひマレーシア転職にお役立てください。

最初にやるべきこと


まず最初にやるべきことは下記の2つです。


・マレーシアを知る
・自分を知る


それぞれ、順番に解説します。


マレーシアを知る


まずは、マレーシアという国について改めて調べてみましょう。

英語が通じる、年中温暖、物価などは既にご存知かと思います。
そこから更に、日々の生活に強く関わってくるものを調べることをおすすめします。

・ネット回線
・銀行口座
・食べ物
・税金
・年金、保険
・医療
・自然災害


スマートフォンの契約方法、Wi-Fiの利用状況、日々の税金、日本語が通じる病院の有無、各種保険、など。

日本とは制度が違うものもあるため、日本と同じ感覚のままマレーシアに行くと予期せぬ出費を求められたり、トラブルに遭遇する可能性も出てきます。
日々の生活に直結するため、ある意味では今後の選考対策よりも重要といえるでしょう。


自分を知る


自分を知るというのはつまり、なぜ日本から離れてマレーシア移住・転職をしたいのか明確にするということです。

・日本を出たいと思った理由
・マレーシアで働きたい理由
・今後のキャリアや人生設計


など、自分の過去のこと・現在のこと・将来のことを可能な限り明確化しましょう。

特に、「なぜ自分は日本でのこれまでの生活を捨ててまでマレーシアへ行きたいのか?」は全ての骨格となる重要な問いかけになるため、自分が納得できるまでマレーシアへ行く理由を言語化しておきましょう。

人それぞれ内容は異なるかと思いますが、ここで洗い出したものが後の選考対策に直結していきます
まずは、自分のことをしっかりと言語化できるようにしておきましょう。


求人の探し方



求人を探す代表的な手段は下記の3つになります。

・企業に直接応募
・求人サイトから応募
・転職エージェント経由で応募


企業に直接応募


企業の採用サイトから自己応募する方法です。
求人サイトや転職エージェントに求人が掲載されていない企業などに応募する時に活用すると良いでしょう。
ただし、企業名を知っておく必要があるので、有名な企業でない限り優先度は下げて良いかと思います。


求人サイトから応募


求人のポータルサイトから応募する方法です。
日本のリクナビなどに該当するもので、マレーシアや海外全般の求人を集めたサイトを利用することになります。
様々な求人と比較検討しながら進めることができますが、利用者も多いため競争率は高くなる可能性があります。


転職エージェント経由で応募


転職エージェントのサポートを借りて応募する方法です。
3つの応募方法の中でも一番おすすめで、初めての海外転職なら必ずエージェントに登録しましょう。

■エージェントを利用するメリット

・求人票だけでは知り得ない深い情報を得られる(企業情報、内定者事例、面接のパターン、面接担当者の特徴など)
・一緒に選考対策をしてくれる
・英語面接の練習相手になってくれる
・内定後に必要な書類の相談にのってくれる


日本の転職活動と違い、海外転職は特有の対応が求められます。
例えば、応募書類・内定後の提出書類のいずれにも英文系書類の提出が求められますが、多くの人は初めて作成するはずです。

書類の書式も日本のものとは異なるため、エージェントのアドバイスを受けながら作成するのが安心でしょう。


選考の対策



選考は日本と同様で、書類選考・面接の2つとなります。
応募企業にもよりますが、基本的にはどちらも英語での対応を求められます。


書類対策


応募の際は下記のような英文履歴書を作成していきます。
日本の職務経歴書に履歴書の一部を差し込んだようなものが、一般的な英文履歴書のフォーマットになります。


それぞれのポイントを押さえた書き方はこちらの記事をご確認ください。

面接対策


面接も基本的に英語にはなりますが、質問内容は一般的なもので間違いありません。


・今までの経歴
・日本を離れる理由
・マレーシアで働きたい理由
・志望動機



ここで重要になってくるのが、「最初にやるべきこと」でお伝えした「自分を知る」です。

面接では様々な確度から質問されますが、いずれも「マレーシアで働きたい明確な意思、裏付ける根拠」が軸になってきます。
「自分を知る」のフェーズでしっかりと言語化ができているのであれば、あとはそれを英語で伝えることができれば大丈夫です。

もちろん、面接では英語力・人間性・スキルなどが総合的に判断されますが、ブレない軸を持って臨むことが重要です。
その他、面接の細かいポイントはこちらの記事をご確認ください。


内定後にすること


最後に、無事内定を獲得した後の流れを説明します。

・内定承諾書類にサインする
・ビザ申請に必要な書類を集め提出する
・日本のサービスの各種手続きをする

内定承諾書にサインする


内定後はオファーレターと呼ばれる内定承諾書が届きますので、それにサインし正式に雇用契約を締結します。
こちらも全て英文となっているため把握するのは大変ですが、不明点はエージェントなどに確認しましょう。

オファーレターの注意点はこちらの記事をご確認ください。

ビザ申請に必要な書類を集め提出する


ビザ申請は企業側が対応してくれますが、必要に応じて下記が必要になります。


・パスポートの全ページのカラーコピー
・最終学歴の英文卒業証明書



ビザの申請が終わった後は、マレーシア大使館に行きビザを発行してもらいます。
その際には、下記の書類を持っていきましょう。

・パスポート
・企業から届くビザ承認書類
・雇用契約書
・証明写真



その他、必要な書類があれば適宜準備しましょう。
内定後に必要な手続きはこちらをご確認ください。


日本のサービスの各種手続きをする


マレーシアに移住する場合には、日本の各種税金・年金・保険などの手続きをする必要があります。

・住民票を抜く(海外転出届けを出す)
・国民年金
・国民健康保険



住民票を抜くことと海外転出届けは同義で、それによって国民年金と国民健康保険の扱いが変わってきます。

住民票を抜くことで、各種税金・国民年金・国民健康保険の支払い義務はなくなります。
しかし、将来日本に戻ってきた時の年金受給額が減る、日本の病院に行く際は医療費が全額負担になる、などのデメリットもあります。

マレーシアの滞在期間が1年以下であれば、住民票を抜くか残すかは任意となりますが、多くの人は1年以上滞在するため、抜く人が多いようです。

今まで当たり前のように受けてきた日本のサービスが使えなくなるため、しっかりとメリットデメリットを把握しておきましょう。


最後に



ここまで、マレーシアで仕事をするための全体の流れを解説してきました。

日本の転職活動ではすることが無い、様々なものがあることが理解できたかと思います。

多くの人は初めて手にするものが多いと思われるため、やはりしっかりと相談しながら確実に手続きを勧められるエージェントの利用がおすすめです。

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