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マレーシアごはん事情 Vol.8|バクテー(肉骨茶)|マレーシア中華の人気メニュー

「肉骨茶」と書いて「バクテー」

バクテーの出会いは、4年前くらいにシンガポールを旅したときです。
初めて見たとき、友人とずっと「ニクコツチャ」って呼んでいました。。。
でも、ホーカーズで多くの人が食べている姿をみて、恐る恐る試したらめちゃくちゃうまかったのを覚えています。
そんなニクコツチャ、ではなくバクテー(Bak kut teh)ですが。
マレーシアでも、マレーシアチャイニーズ料理・代表格のひとつです。
日本から友人が来た際などに、案内するメニューのひとつです。


どんなお茶?

お茶ではありません。
漢方スープで骨付きの豚肉をじっくり煮こんだ中華料理です。
見た目ほど濃い味ではなく、醤油ベースのやさしい味わいでなんともあっさり。
漢方の独特の香りがありますが、それがまた体に良さそうでいい感じ。
スープの色は地域によって違うのです!
南に行くと、例えばシンガポールでは胡椒の効いたクリアなスープなんです。

名前の由来

マレーシアがまだ英国の植民地であった頃、中国本土よりやってきた中国(福建人)が故郷の料理に習って作り出したのが発祥である。
彼らは主に港で苦力として働いていたが、重労働の彼らにとって安くて良い栄養補給源になった。低賃金の苦力は解体した後に残った「削ぎ落しきれなかった肉片がついた骨」を利用したため、それが「肉骨」の名の由来と言われている。
そしてそれが広がり今では肉もかなり良くついた骨を使って作るマレーシアやシンガポールの地元料理となった。
〈出典:肉骨茶 – Wikipedia

とろとろのお肉

大鍋でじっくり煮込んだ豚肉は、とっても柔らかくてジューシーです。
色々な部位があるので、指定もできるのだとか。内蔵系もあります。
コラーゲンたっぷりなプルプルのお肉はしつこくなく、あっさりスープ+白飯でバクバクいけちゃいます。???

 

ドライバクテー

汁なしバクテー(乾肉骨茶)も根強い人気。
ローカルの友人はドライバクテーの方が好き♡と言っていました。
普通のラーメンか、つけ麺派かみたいな。
ドライバクテーは、唐辛子、スルメイカ、オクラなどと一緒に土鍋で炒め汁気を飛ばします。
結構濃い目で、パンチが効いたイッピンです。こちらもごはんに合う!
 

ごはん、油揚げ、中華風揚げパン(スープに浸して食べます)、レタスの炒めものなどが定番の付け合せ。

豚のだし、野菜のだし、漢方もたっぷりで美味しいスープ。薬膳料理風。
店ごとに色んな具材で煮込んでいるのでお気に入りをみつけてみては。
サーブされるときは、土鍋で来ます。湯葉、しいたけ、白菜なんかが入っていますね。

スープお変わり自由です。ご飯にかけて食べるのが通ですね。
完食。。。?
ムスリム国なので、チャイニーズが多いエリアや都心部で食べられます。
目印は「肉骨茶」の文字と、漢方スープの良い香り♪
※スーパーやおみやげ屋で、家庭でも肉骨茶が作れる粉末、肉骨茶の素も売っていますので、おみやげにもどうぞー。

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