Close

2020年4月10日

マレーシア就職決定版『採用したい!』と思われる英文履歴書(レジュメ/CV)の書き方

こんにちは!KL-WINGの水野です。

海外転職で最初にぶつかる壁と言っても過言ではない英文履歴書(レジュメ/CV)づくり。業務中の英語使用の有無に関わらずレジュメの提出は必須です。

『英語苦手なんだよなぁ… 』 今回はそんな人にこそ読んで欲しい!
基本の5つの情報を書き込みつつ、更にアピール力のあるレジュメを作って行きます。


更にこれまでの経験から、どういうレジュメが面接に進んだか、逆にどういうレジュメにご指摘を頂いたかなども織り交ぜて進めていきます。さあ、では一緒にやってみよう!


これだけは抑えたい!レジュメ作成の5つのポイント!

まず最初に、レジュメは『他の候補者との差別化を図り、面接に漕ぎ着くまでのあなたの分身』です。
面接官に『いいね!』と思わせる、思わず面接に呼びたくなるようなレジュメを作るポイント5つはこちら!

  1. A4サイズ1枚に収めるべし

    多くとも2枚まで。企業側も忙しいです、3枚以上は読んでもらえません。

  2. フォントを統一すべし

    ただでさえ文字だけの羅列、フォントがばらばらだと綺麗に見えません。
    ArialやTimes New Romanを使うのがオススメ。

  3. Simple is the BEST

    レジュメは見やすさが命!極力すっきり見せたいので
    I worked for KL-WING ⇛ Worked for KL-WING のように一人称を省略します。
    冠詞(The, a)も省略可。

  4. マウント気味で大丈夫

    嘘はいけませんが、レジュメは少々盛って書いても大丈夫。
    控え目な日本人のわたしたち、、、謙虚になりすぎないようにしましょう!

  5. プロフェッショナルとして書くべし

    英語が苦手でも、自分のベストを尽くして書き出しましょう。その努力は必ず面接官の目に留まります!
    レジュメ最大の特徴は『これ』といったフォーマットはなく、あくまで自分の好きな形式で書けること。

    だからこそ、基本をきっちり抑えた上で書くことが大事です。
    KL-WINGでは、一番簡単で、かつ見やすくわかりやすいコンビネーション形式(下図)をお勧めします。

    『えーん!すでに英語がいっぱいで心折れそう… 』
    大丈夫です!一項目ずつ解説していくので、実際に見ていきましょう!


まず最初に


いちばん上、①〜⑤に含めていないヘッダーの部分には
『氏名』『住所』『電話番号』『Email Address』の4つを記載します。
名前のないテストが0点になるように、名前のないレジュメもこれまた0点です!


■氏名
大文字で記載します。

■住所
日本とは逆の書き順になります。
(例)〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島5-4-3 ヨコビル
⇛ Yoko building, 3-4-5 Takashima, Nishi-ku, Yokohama-shi, Kanagawa 220-0011

■電話番号
日本の国番号「+81」+ 最初の「0」を除いた電話番号を記載します。
(例) 090-1234-5678 ⇛ (+81)-90-1234-5678

■Email Address
GmailやYahoo mailのようなWebメール、もしくはiCloudなどのクラウドメールにしましょう。
携帯メールは「いざマレーシアへ!日本の携帯解約!」のタイミングで使えなくなってしまいます。


では次に移ります!

① OBJECTIVE – 希望職務
なぜこの仕事を希望するのか?自分の強みと併せて書こう!


志望する職種と、その理由を書きます。

『わたしは〜 これまで〜 どこどこで〜 なになにを〜 したので〜』のような長たらしい説明は却下!
端的に『志望職種』と『その理由』、プラスで『志望するに至った経緯』『活かせる強み』があると説得力が増します。

«例文»

・To obtain a challenging position in the traveling industry where my extensive sales experience can be utilized.
(多岐に渡る旅行業界での営業経験を活かし、やりがいを持って働ける仕事を求めています。)

『To obtainってなんか難しい・・』と思われた方、もちろんいつもの『探している』でも大丈夫です!

・Looking for a job as an accountant where I can use my 5years of working experience in accounting firm.
(5年間の会計士としての経験を活かして働ける仕事を探しています。)

✔『Looking for〜』の代わりに『Seeking for〜』を使うと、より雰囲気が出ます!
✔『I am〜』や『I have〜』と言ってしまいたいところですが、一人称の主語は省きます。動詞 or 名詞で始めましょう。

 

②QUALIFICATION – 技能
自分の持ち味や就業経験から培ったスキルを箇条書きで書き出そう!

 


保有するスキルや技術、これまでの経験、自分の強みなどを書き出します。

企業に自分を売り込む最初のチャンス。『志望を裏付ける理由がきちんとあるんだな!』と思われる内容を書き出します。

«例文»
・Effective leadership skill with 4years of sales manager experience.
(4年間のマネジメント経験から得た高いリーダーシップスキルを持っています。)

Having strong communication ability and sales skills in spoken English.
(英語を使った高いコミュニケーション能力と営業スキルを持ち併せています。)

『そんなにたくさん経験ないよ、、 』という方もご心配なく!
自分の強み、自分の持ち味を書いても大丈夫です!

«例文»
・Self motivated and having strong patience in work.
(自発的かつ強い忍耐力を持っています。)

Able to work with a strong passion and sense of responsibility.
(強い熱意と責任感を持って仕事に取り組むことができます。)

Friendly, open minded and having a very good personality.
(社交的、寛容かつ素晴らしいパーソナリティの持ち主です。)

✔  どんなに少なくとも、3つは書き出そう!
✔『自分を売り込むこと』が目的ですが、企業が必要とする人物像をきちんと理解した上で書き出そう!

 

③WORK EXPERIENCE – 職歴
これまでの就業経験を『最新→過去』の順にすべて書きだそう

 


日本語の履歴書や職務経歴書に慣れている我々がいちばん間違えてしまうのが、ここ。

英文レジュメでは職歴を『最新⇛過去』の順に書き、それぞれの業務内容を箇条書きで書き出します。

『業務内容の箇条書き… ハードルの高さよ… 』と落ち込まれることなかれ。下記『使えるAction Verb一式』を見ながらまずは書き出してみよう!

『使えるAction Verb一式』
=マネジメント経験や店長経験に使える=
✪Supervise(d) – 監督した、管理した

✪Manage(d) – 経営した、調整した
✪Direct(ed) – 指揮した、指導した
✪Observe(d) – 監視した、注視した

=営業やマーケティング経験に使える=

✪Develop(ed) – 発展させた、成長させた

✪Build(Built)- 構築した、築き上げた
✪Create(d) – 考案した、想像した
✪Promote(d) – 促進した、宣伝した
✪Analyze(d) – 分析した

=秘書や事務、ブリッジポジションでの経験に使える=
✪Coordinate(d) – 調整した、計画した

✪Liaised with ○○ – ○○と連絡をとった、○○と協力した
✪Translate(d) – 翻訳した

=ホテルスタッフなどホスピタリティ経験に使える=
✪Welcome(d) – お出迎えした

✪Organize(d) – 計画し実行した
✪Train(ed) – 訓練した、トレーニングした

✔耳タコ!職歴は『最新⇛過去』の順に書き出そう!
✔会社名だけでなく所在地も記載しよう!(例:Tokyo, London, Bangkokなど)
在職中の仕事は現在形、過去の仕事は過去形で時制を統一しよう!
✔同じ会社で異動した場合、ポジションごとの勤務年数、職務内容を書き出そう!
『Achievements = 達成したこと』があれば書き出そう!説得力が出ます。
✔『希望職種に関係する職歴だけを抜粋… しないでください!』マレーシアの場合、最終学歴+何年の就業経験があるかもビザ取得に大きく関わります。全部書き出そう!
✔転職回数が多くこのパートがやたら長くなってしまう場合は全体のバランスを考えよう!レジュメは最大2枚まで!

 

④EDUCATION – 学歴
最終学位、卒業校、所在地、卒業年を書き出そう


いちばん高い学位のみを書き出します。
書き出すのは『学位』『卒業校』『所在地』『卒業年』の4つのみ、海外の語学学校修了等の記載は不要です。


最終学歴が大学の場合:Bachelor of 学部名/ Bachelor’s Degree of 学科名
例)Bachelor of Business Administration  ◯◯University, Tokyo (2015)

最終学歴が短大もしくは高専の場合:Associated degree of 学科名
例)Associate degree of English literature  ◯◯College, Tokyo (2013)

■最終学歴が専門学校の場合:Diploma of 学科名
例)Diploma of Computer and Sciences  ◯◯College, Tokyo (2013)

■最終学歴が高校の場合:SPM of 学科名
例)SPM of General course  ◯◯High School, Tokyo (2008)

このように書き出せます。
でも一番良いのは『あらかじめ卒業校から英文卒業証明書を取り寄せておくこと』
その中には学位が必ず記載されているので、いちばん確かで簡単な方法です。

✔最終学歴の英文卒業証明書は就職が決まったタイミングで必ず必要になるもの。今のうちに取り寄せておこう!

 

⑤SKILLS – その他スキル
業務に関係なくても大丈夫!身につけたスキルを書き出そう


ここには運転免許証の保持、TOEICやIELTSのスコア(とその取得年)、その他パソコンリテラシーなどを記入します。
『趣味でWebデザインやってます!』や『ドローンの動画をYoutubeにアップしてます!』などのエビデンスが出せればあなたのレジュメはオンリーワンに?!

✔国家資格があればここに記入しよう!

✔『スキル… これといってないなぁ』という方は、タイトルを『OTHERS』に変えて留学経験やインターン経験、ボランティア活動などを記入しよう!
さあ、ゴールは目の前!あとちょっとです!

 

完成前に確認したいポイント


さあ最後!
提出前に最終チェックをしていきましょう!

■日系企業などは、日本語の履歴書、日本語の職務経歴書、英文レジュメの3点を一緒に提出することが多いです。
3点すべての『卒業年』『始業年月』『終業年月』特に和暦と西暦が一致しているかも確認しましょう

フォントの確認とあわせて、全体のバランスも見てください
左寄せで書いたのに、なぜか中央揃えや、両端揃えになっているところがないか確認しましょう。

スペルチェックをかけてください
スペルミスで減点されるのはさすがにもったいない!防げるミスがないかあらかじめ確認しましょう。


以上です。

いかがだったでしょうか?このブログが少しでも皆さんのレジュメづくりに役立てば嬉しいです。

『さっそく作ってみようかな!』『マレーシア面白そうだな!』と思ったあなたは、求人情報も併せてチェック!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
KL-WING | マレーシア専門の日本人向け求人/就職/転職/仕事サイト

コンサルタントより、レジュメフォーマットをお送りします。
作成後の添削もやっていますので、ご安心あれです!