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【2023年最新】マレーシア移住に必要な主要ビザ(VISA)の一覧と申請・取得までの流れを解説

こんにちは、KL-WINGの原田です。

マレーシア移住をする際に必須となるビザ(VISA)ですが、移住の目的によって取得できるビザは異なります。

・仕事をするために移住
・家族に帯同して移住
・リタイア目的で移住


それぞれのビザには取得の条件や滞在期間が定められており、移住希望者は自分に適したビザを申請する必要があります。

この記事を見ている人は「仕事をするために移住する」人が多いと思われるため、本記事では就労ビザを中心に主要ビザを一覧で紹介しつつ、就労ビザの申請・取得の流れを紹介いたします。

ビザ(VISA)とは


ビザ(VISA)は、特定の国や地域に行く際に必要となる入国許可証で、入国の条件や有効期間などの情報が盛り込まれています。
ビザには目的や滞在期間によって様々な種類があり、観光用・就労用など目的に応じたビザを取得していくことになります。

パスポートとの違いは?


海外に行く時はパスポートとビザのどちらも必要になりますが、違いは下記の通りです。

・ビザ   :特定の国への入国時に必要な入国許可証
・パスポート:自国を出国する際に必要となる身分証明書



パスポートは自身で手続きを行うことで発行できます。
しかし、ビザは誰でも受け取れるわけではなく、必要なビザに申請し承認された人に発行されます。

マレーシア移住に必要なビザの種類


マレーシア移住に必要となる主要ビザは下記の通りです。

種類目的・対象者滞在期間
就労ビザ就労1〜5年(種類によって異なる)
観光ビザ観光90日以内
学生ビザ留学、勉強1年(2年まで延長可)
扶養家族ビザ就労者に帯同する家族就労ビザ取得者と同期間
長期移住ビザ長期移住5年間(5年ごとに延長可)
デジタルノマドビザIT系のリモートワーカー3〜12ヶ月(最長2年)
主要なビザの種類一覧



就労ビザ


マレーシアで仕事をするための移住に必要なビザです。

・雇用パス(Employment Pass)
・レジデンス・パス(Residence Pass)
・プロフェッショナル・ビジット・パス(Professional Visit Pass)
・デジタルノマド・パス(DE Rantau Digital Nomad Pass)



就労ビザにもいくつかの種類があり移住者のスキルや目的によって分類されますが、雇用パス(Employment Pass)が適用されることが多く、月給や雇用期間によって更に3種類に分類されます。

種類月給条件雇用期間
カテゴリーI10,000RM以上5年まで
カテゴリーII5,000~9,999RM2年まで
カテゴリーⅢ3,000~4,999RM1年以下



雇用パスは厳密に定められた条件があるわけではありませんが、以下が目安になります。

◾️一般企業
・高卒+10年の就業経験
・短大・専門卒+5年の就業経験
・大卒+3年の就業経験

◾️MSC Statusを持っている企業は大卒新卒も可
・短大・専門卒+最低2年の就業経験
・高卒+最低7年の就業経験


参考:【マレーシア就職に関する質問】KL-Wing的FAQ集2021年11月版


マレーシアで特定の認可(MSCステータス)を取得している企業は大卒新卒でも雇用パス発行が可能で、弊社のカスタマーサポート求人を募集している企業がそれらに該当します。

雇用パスの取得・申請の流れは記事後半で紹介いたします。

観光ビザ


マレーシアへの移住ではなく、短期的な観光などの場合に発行されるビザです。
ビザの一種ではありますが、日本人のパスポートを所持していれば特に申請などは不要となり、マレーシアの滞在期間は90日となっています。

90日を超えてマレーシアへ滞在する場合や、宗教活動、調査研究活動、テレビ撮影、映画撮影など何か特定の目的がある場合には、申請が必要となります。

学生ビザ


マレーシアの学校へ留学したり、勉強目的で移住する学生が対象となるビザです。
条件は18歳〜35歳、滞在期間は1年(申請をすれば2年まで延長可)となっています。
週20時間以内であれば現地でのアルバイトも可能です。

扶養家族ビザ


就労ビザを取得した人の家族が移住するためのビザです。
就労ビザ取得者の配偶者と21歳未満の子供が対象となっており、滞在期間は就労ビザ取得者と同じとなっております。

ただし、前述した就労ビザのカテゴリーI・IIを所持する就労者の家族のみに発行が可能で、カテゴリーⅢは発行不可となります。

長期移住ビザ


マレーシアに長期滞在するためのビザです。
Malaysia My Second Home(マレーシア ・マイ・セカンドホーム)、略してMM2Hと呼ばれ、資産を持つ人やリタイア目的で取得される方が大半です。

MM2Hは他国の長期移住ビザよりも比較的取得が容易だったためとても人気のビザでしたが、2020年に条件が変更され取得のハードルが大幅に上がってしまいました。

条件はいくつかあるのですが、月収が4万RM以上(日本円で月収120万程度)必要になるなど、現時点では取得可能な人がかなり限られます。

デジタルノマドビザ


2022年に新設されたビザです。
対象となるのはIT、デジタル領域を専門にするフリーランサー、自営業、リモートワーク可能な会社に勤務している人となっています。


条件は、滞在期間は3〜12ヶ月(最長24ヶ月)、年収がUSD24,000 以上(日本で350万程度)となっており、家族の帯同も可能です。

雇用パス(Employment Pass)の申請・取得方法


雇用パス(Employment Pass)を申請・取得するまでの流れは下記の通りとなります。

1:内定承諾を受け取る
2:ビザ申請に必要な書類を集める
3:内定企業に書類を渡す
4:ビザ承認が降りたらマレーシア大使館へ行き手続き(またはe-VISA申請)



求職者側で対応が必要なものが2の必要書類の準備と4の承認後の手続きとなっており、最低限必要な書類は下記の通りです(企業によって異なることもございます)

・パスポートの全ページのカラーコピー
・最終学歴の英文卒業証明書
・パスポート
・企業から届くビザ承認書類
・雇用契約書
・証明写真



また、基本的に雇用パスの申請は企業側が行ってくれますが、E-visaという求職者自身がオンラインで申請することもありますので、企業からの指示に従って対応してください。

参考:
仕事の探し方〜移住までの全体の流れ
マレーシア大使館でビザを取得するまでの流れ

自分がどのビザに該当するか分からない時は?



本記事では、マレーシア移住するために必要なビザについて解説してきました。

人によって対象となるビザは異なるため、それぞれに適した対応を取る必要があります。
しかし、ビザは海外移住・転職が初めての人にとっては分からないことも多いため、疑問の解消やトラブルを確実に避けるためにも、一度転職エージェントに相談することをオススメいたします。

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